かぼちゃの食べ合わせと注目の栄養成分＆効果効能

かぼちゃの栄養素と効果・効能

抗酸化作用βカロテン

βカロテンは、カロテノイドといわれるオレンジや赤色の素成分です。かぼちゃの黄色はβ-カロテンの色ですね。

βカロテンは必要に応じてビタミンAに変身して、身体の中で働きます。
強い抗酸化作用があり、身体を酸化から守ることで、生活習慣病の予防・改善に効果が期待されています。

西洋かぼちゃは、βカロテンが日本かぼちゃの約5倍！含まれています。

さらに抗酸化作用ビタミンE＆C

ビタミンE＆Cは、ビタミンAと同じく強い抗酸化作用があります。

ビタミンEは別名「若返りのビタミン」ともいわれ、血管を健康に保ち、悪玉コレステロール・脂肪酸の酸化を抑制するなどの効果があるといわれています。

水分調節カリウム

かぼちゃのカリウムは、100ｇ中450ｇ（西洋かぼちゃ）です。
体の水分バランスを保ち、ナトリウムを排出して血圧を正常に保つ働きがあります。

かぼちゃのおすすめ食べ合わせ

アンチエイジング	オリーブオイル ほうれん草 ナッツなど
血圧が気になる	ナッツ 鯖缶 ひじきなど
骨を丈夫に	小松菜 牛乳 いわしなど
貧血対策	牛肉 しじみ 小松菜など
風邪に負けない	鶏肉 卵 タラなど

アンチエイジング

ビタミンACEが勢ぞろいしているかぼちゃは、単体でもアンチエイジング効果が期待できます。
そこに、脂溶性ビタミンの吸収をUPしてくれるオリーブオイルや、同じくβカロテンが豊富なほうれん草などと食べると、さらにアンチエイジング効果が期待できます。

▷かぼちゃのアンチエイジングレシピ

血圧が気になる

マグネシウムには、血管を収縮させるはたらきを抑制し、血圧を正常に保つ働きはあるといわれています。マグネシウムの多いナッツ・鯖缶などと食べることで、血圧を整える効果が期待できます。

また、かぼちゃと一緒にカリウムを多く含むワカメやブロッコリーと食べることで、むくみ改善・血圧を整える効果が期待できます。

骨を丈夫に

ビタミンCには、カルシウムの吸収を促進する働きがあります。
カルシウムが豊富な小松菜や牛乳と食べると、効率よくカルシウムを吸収でき、骨が弱くなるのを予防する効果が期待できます。

貧血対策

ビタミンCには、鉄分の吸収を促進する働きがあります。
鉄分の多い牛肉やしじみなどと食べると、ビタミンCが鉄分の吸収を助けてくれます

風邪に負けない

かぼちゃに豊富なビタミンACEは、粘膜を正常に保ったり、免疫細胞の働きを活性化させたりしてくれます。

免疫細胞を作る材料である、良質なタンパク質を含む鶏肉や卵と食べることで、免疫力の向上が期待できます。

かぼちゃはどんな食材？

旬な時期	9月～11月
主な産地	北海道・鹿児島県・茨城県など
主な種類	西洋かぼちゃ・日本かぼちゃ・ベポかぼちゃ

かぼちゃはウリ科の緑黄色野菜です。
原産地は、アメリカ大陸。コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、そこから世界中に広がりました。

日本へは、九州に漂着したポルトガル人によって伝えられました。
「かぼちゃ」の名前は、カンボジアがなまって「かぼちゃ」になったといわれています。

おいしいかぼちゃの選び方

1個ままのかぼちゃ

かぼちゃは、収穫した後にしばらくおいて熟成させることでおいしくなります。
ヘタが乾燥しているかぼちゃは、収穫後にしっかり熟成した証拠です。

たまに皮がオレンジ色に変色しているかぼちゃを見かけますよね。
変色しているのは、日が当たらなかった部分なんだそう。そこが果肉と同じ色をしているので、濃いオレンジ色のものは、完熟しているおいしいかぼちゃです。

カットかぼちゃ

カットされているかぼちゃは、種が詰まっていて、果肉が鮮やかなオレンジ色のものを選びましょう。

かぼちゃのカット面が白くなっているのは、かぼちゃから出るでんぷんが結晶になったものです。痛んでいるわけではないので、食べても大丈夫です。

かぼちゃを使った人気レシピ