ビタミンUが胃を整える!【キャベツ】の食べあわせと注目の栄養成分・効果効能

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たん子

サラダや豚カツの付け合わせなど、わき役のイメージが強いキャベツ。今回は、キャベツの栄養素や効果効能、食べあわせについてまとめました。

目次

キャベツの栄養素と効果効能

キャベツ100gあたりの栄養価
エネルギーたんぱく質脂質
21㎉1.3g0.2g
炭水化物カリウムカルシウム
5.2g200㎎43㎎
マグネシウムリン
14㎎27㎎0.3㎎
亜鉛β-カロテン当量
0.2㎎0.02㎎50㎍
VDVKVB1
0.0㎍78㎍0.04㎎
VB2ナイアシンVB6
0.03㎎0.2㎎0.11㎎
VB12葉酸VC
0.0㎍78㎍41㎎
水溶性食物繊維不溶性食物繊維
0.4g1.4g
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
キャベツの注目成分
  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • ビタミンU
  • 葉酸
  • 食物繊維

お助け役ビタミンC

淡色野菜の中ではトップクラスの含有量!
キャベツの大きい葉2~3枚で、1日に必要なビタミンCの推奨量(100㎎/日)がとれます。

ビタミンCは、コラーゲンの生成に関わり骨を丈夫にしたり、強い抗酸化作用があるなど、様々な場面で活躍しています。

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ビタミンCは水に溶けるので、キャベツの煮込み料理は汁も一緒に食べるレシピが良いですね。

骨造りに必須ビタミンK

ビタミンKは、カルシウムを骨に沈着させたり、血液を固める手助けをしたりしています。

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ビタミンKは脂溶性なので、油と食べると吸収がよくなります。
キャベツサラダにドレッシングで相性GOOD☆

胃に優しいビタミンU

別名をキャベジンといいます。
そう!あの胃腸薬のキャベジンです。そのまんま(笑)。
キャベツから発見された成分で、主にキャベツに含まれています。キャベツ以外にも、パセリやレタス、ピーマンなどにも含まれます。

胃酸の分泌抑制したり、胃粘膜の新陳代謝を促進したりと、胃腸の健康を守る働きをしてくれます。

ビタミンUと呼ばれていますが、正確にはビタミンではなく、ビタミンのような働きをする成分(ビタミン様物質)です。
熱に弱いので、火を通すときはサッとがおすすめ!

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胃に負担をかけやすい揚げ物に、キャベツを付け合わせにするのはとっても理にかなっているんですよ。
豚カツや唐揚げのお供に、たっぷりのキャベツを添えましょう☆

造血ビタミン葉酸

葉酸は、赤血球が作られるのを助けたり、細胞の生産・再生に関わったりしています。
胎児の発育に重要なので、特に妊婦さんは意識してとりたい栄養素です。

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キャベツの他に、ブロッコリーやほうれん草など、いろいろな食べ物に含まれているんですよ。

腸の味方食物繊維

キャベツの食物繊維は、水溶性0.4g:不溶性1.4g(100g中)で、不溶性のほうが多くなっています。
不溶性食物繊維は、水分を含んでふくらみ、腸を刺激して排便を促す働きがあります。

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キャベツを大量に食べるのは難しいので、スープなどにしてカサを減らすと、食物繊維がたくさんとれます。

キャベツのおすすめ食べあわせ

アンチエイジング人参
ニラ
手羽先など
胃腸にやさしい牛乳
ヨーグルト
山芋
大根など
腸内環境を整えるワカメ
なめこ
かぼちゃなど
骨を丈夫に牛乳
小松菜
木綿豆腐など
貧血予防アサリ
牡蛎
のり
レバーなど

アンチエイジング

キャベツにはあまり含まれていないβ-カロテン含む、人参やニラなどがおススメです。
抗酸化作用を持つビタミンCに、同じく強い抗酸化作用を持つβ-カロテンを合わせることで、アンチエイジング効果UPが期待できます。

また、ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける働きがあります。コラーゲンを含む手羽先やエビなどと一緒に食べると、肌や骨の健康を保つ働きが期待できます。

胃腸にやさしい

胃の健康を守る働きのあるビタミンUに、胃粘膜の保護や胃酸を和らげる働きのある牛乳や、消化を助ける酵素をもつ山芋・大根などを合わせると、胃腸の働きを助ける効果が期待できます。

▷キャベツの胃腸にやさしいレシピ

腸内環境を整える

不溶性食物繊維が多いキャベツに、腸内の善玉菌を活性化させる働きがある水溶性食物繊維を多く含むワカメやなめこ、かぼちゃなどと食べると、腸内環境を整える働きが期待できます。

▷キャベツの腸活レシピ

骨を丈夫に

カルシウムが豊富な牛乳や木綿豆腐と合わせると、キャベツに含まれるビタミンKがカルシウムを骨に沈着させるのを助けてくれます。

貧血予防

葉酸を効率よくとるには、ビタミンB12を豊富に含むあさりや、亜鉛&ビタミンB12を含む牡蠣などがおすすめです。

ビタミンB12は葉酸と協力して、ヘモグロビン生成に関わっています。

▷キャベツの貧血予防レシピ

キャベツはどんな食材?

旬な時期春:3~5月
夏:7~10月
冬:11~3月
主な産地愛知県・群馬県・千葉県など
主な種類寒玉・レッドキャベツ・芽キャベツなど

キャベツは、アブラナ科の淡色野菜です。
原産地は、ヨーロッパといわれています。現在のような姿(結球)ではなく、葉キャベツでした。
日本に結球のキャベツが伝わったのは、江戸時代の末期ごろです。

もともと、キャベツを生で食べる習慣はありませんでした。
サラダのように生で食べるようになったのは、東京の洋食店が、カツレツに千切りキャベツを付け合わせたのが始まりなんだそう。

キャベツの旬はいつ?

キャベツの旬は、春・夏・冬と年に3回あります。

1年中出回っていると思ったら、1年のうち、ほとんどが旬だった!というオチ(笑)

ただ、同じ品種のキャベツが年に3回旬を迎えているわけではありません。違う品種のキャベツが、春・夏・冬とリレーのように旬を迎えています。
おかげで、1年中安定してキャベツを食べることができています(ありがたいですね)

春に旬を迎えるのは「春キャベツ」と呼ばれています。
葉が柔らかく、巻き方もゆるくなっています。

夏に旬を迎えるのは「高原キャベツ」と呼ばれています。
柔らかめで厚い葉が特徴です。

冬に旬を迎えるのは「冬キャベツ」。春キャベツと区別するため、ヒネと呼んだりします。
葉が硬く、巻き方もしっかりギュッとしています。スーパーで1番多く目にするスタイルですね。

おいしいキャベツの選び方

春キャベツ、冬キャベツ

【春キャベツ】

  • 巻きがゆるく軽い
  • 芯の切り口が500円玉くらいの大きさ
  • 葉が濃い緑色で、厚さが薄い

【冬キャベツ】

  • 巻きがしっかりしていて固い
  • ずっしりと重さがある
  • 芯の切り口が500円玉くらいの大きさ

春キャベツと冬キャベツでは、おいしいキャベツのポイントがほぼ真逆です(笑)

芯の切り口が大きすぎるものは、中の芯の部分も大きいので、ほどよい大きさのものがおすすめ。
チェックしてみましょう☆

キャベツはがん予防に効果的?

がん予防に効果が期待できると考えられる食べ物をピラミッド型にまとめたものを「デザイナーズフーズピラミッド」といいます。
アメリカのがん国立研究所が1990年に発表しました。
(この発表のあと、研究は中止になったみたいですが・・・。理由は不明)

そのトップに君臨しているのがにんにく、次にキャベツや大豆、生姜などが続きます。

キャベツにがん予防が期待できるとは、ちょっと意外ですよね。
スーパーで年中売っているし、淡色野菜だし(笑)

キャベツに含まれるイソチオシアネート、ペルオキシダーゼという成分が、がん予防効果が期待できるのではないかと考えられています。

参考:保健指導リソースガイド
   デザイナーズフーズプロジェクトとスパイス&ハーブ

キャベツを使った人気レシピ

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