あのネバネバ~ッが特徴的なモロヘイヤ。
クレオパトラも食べていたという、栄養がすごい!野菜で有名です。
今回は、モロヘイヤの栄養素や効果効能、食べあわせについてまとめました。
モロヘイヤの栄養素と効果効能
モロヘイヤ100gあたりの栄養価
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 |
36㎉ | 4.8g | 0.5g |
炭水化物 | カリウム | カルシウム |
6.3g | 530㎎ | 260㎎ |
マグネシウム | リン | 鉄 |
46㎎ | 110㎎ | 1.0㎎ |
亜鉛 | 銅 | β-カロテン当量 |
0.6㎎ | 0.33㎎ | 10000㎍ |
VD | VK | VB1 |
0.0㎍ | 640㎍ | 0.18㎎ |
VB2 | ナイアシン | VB6 |
0.42㎎ | 1.1㎎ | 0.35㎎ |
VB12 | 葉酸 | VC |
0.0㎍ | 250㎍ | 65㎎ |
水溶性食物繊維 | 不溶性食物繊維 | |
1.3g | 4.6g |
- ケルセチン&βカロテン
- ムチレージ
- カルシウム
- ビタミンE&C
- 鉄・葉酸
- 食物繊維
抗酸化作用ケルセチン&βカロテン
ケルセチンは、フラボノイド系ポリフェノールの1種で、黄色の色素。βカロテンはカロテノイドの1種で、オレンジ色の色素です。
ダブル色素パワーですね!
どちらも強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防・改善に効果が期待されています。
モロヘイヤのβカロテンは100g中10000㎍!
一瞬、2度見しましたよ~(笑)
野菜の中では、ランキング2位の含有量です。スゴイ!
ねばねばの正体ムチレージ
モロヘイヤのねばねば成分は、糖たんぱく質のムチレージです。
オクラや山芋のねばねばと同じですね。
ムチレージは胃の粘膜を保護し、整腸作用や血糖値上昇を抑制してくれます。
夏が旬のモロヘイヤ。
胃腸が疲れやすい夏にもってこいですね☆
骨といえばカルシウム
骨の主成分カルシウムも豊富。
野菜の中ではトップクラスの含有量です。
モロヘイヤは、カルシウムが骨に沈着するのに必要なビタミンKも豊富なので、骨粗鬆症対策に期待です!
さらに抗酸化作用ビタミンE&C
ビタミンE&Cは、強い抗酸化作用があり、身体を酸化から守ってくれる働きがあります。
モロヘイヤはβカロテン(体内でビタミンAに変換する)も豊富なので、「ビタミンACE(エース)」が勢ぞろいしてます。
超抗酸化ってことですね(笑)
造血に必須鉄・葉酸
鉄は言わずもがな、赤血球の構成成分です。
葉酸は、赤血球の産生や、DNA・RNAの産生を助けたりする働きがあります。
葉酸が多いと有名(?)なほうれん草よりも、葉酸を多く含んでいるんですYO。
腸のおそうじ食物繊維
モロヘイヤは、特にペクチンやマンナンなどの水溶性食物繊維が豊富です。
う〇こをやわらかくし、便通を良くします。
さらに、腸内細菌のエサになり、善玉菌を増やす働きがあります。
便秘気味の方にはうれしい効果☆
モロヘイヤのおすすめ食べ合わせ
アンチエイジング | じゃがいも ブロッコリー パプリカ オリーブオイルなど |
胃腸に優しい | 長芋 大根 春菊など |
骨を丈夫に | しいたけ きくらげ 鮭 しらすなど |
貧血予防 | レバー しじみ あさりなど |
腸内環境を整える | オクラ 納豆 ワカメなど |
アンチエイジング
強い抗酸化作用を持つケルセチン&βカロテンは、脂溶性のため、オリーブオイルなどの油と一緒に摂ると吸収率がUPします。
また、モロヘイヤのビタミンACEに、さらにビタミンCの豊富なじゃが芋やパプリカを合わせることで、超超抗酸化力がUPし、超アンチエイジング効果が期待できます。
▷モロヘイヤのアンチエイジングレシピ
胃腸に優しい
胃粘膜を保護する働きのあるモロヘイヤのムチレージに、消化を助ける酵素をもつ長芋・大根などを合わせると、胃腸の働きを助ける効果が期待できます。
骨を丈夫に
しいたけや鮭などには、吸収したカルシウムを骨に沈着する作用のあるビタミンDが豊富に含まれています。カルシウムが豊富なモロヘイヤと同時に取ることで、カルシウムを効率よく骨に使ってくれます。
貧血予防
鉄・葉酸が豊富なモロヘイヤですが、赤血球を作る手助けをするビタミンB12は含まれていません。
ビタミンB12が豊富なレバーやあさりと一緒に食べることで、効率よく赤血球が作られ、貧血予防が期待できます。
腸内環境を整える
モロヘイヤは、水溶性食物繊維が豊富です。同じく食物繊維を含むオクラやワカメ、発酵食品の納豆などと食べると、善玉菌を増やし、腸内環境の改善に役立ちます。
モロヘイヤはどんな食材?
旬な時期 | 6月~9月 |
主な産地 | 群馬県・沖縄県・岐阜県など |
主な種類 | なし |
モロヘイヤは、アオイ科の緑黄色野菜です。
原産地はインド西部~アフリカといわれています。エジプトでは5000年以上前から栽培され、王様の薬として重宝されていました。モロヘイヤはアラビア語で「王様の野菜」という意味があります。
日本で食べられるようになったのは1980年代。
中東文化の研究者、故飯森嘉助さんが「全国モロヘイヤ普及協会」を設立し、普及したのがきっかけで、日本で栽培されるようになりました。
おいしいモロヘイヤの選び方
- 葉の色が濃く、ハリがある
- 茎が太すぎない
モロヘイヤは若芽を食べる野菜なので、葉の色が鮮やかで濃く、みずみずしいものを選びましょう。
茎が太いものは硬いものが多く、太すぎないものが柔らかくて食べごろです。
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