スーパーにタラを買いに行ったときのこと。
お魚コーナーに向かい、並んでいるお魚からタラを探しました。
しかし。
…ん?!
真だら、生タラ、銀だら・・・
たら、タラ、TARA・・・w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w
どれを買えばいいんだ!
Oh my gosh!!
というのは、誰しも経験があると思います。(え?ない?笑)
ムニエルにタラチゲ・お鍋など、たらは色々な料理に使えて何かと重宝しますよね。
でも、スーパーに行くと、たらという名前の付いた似たような魚が並んでいるのを目にしたことのある人も多いはず。
ムニエルならどのたら?タラチゲならどのたら?それとも、どれでもいいのか…?迷いますよね。
というわけで
- スーパーでどのタラを買ったら良いのかわからない
- タラの違いが知りたい
- タラの違いによる料理方法が知りたい
という人は、参考にしてみてくださいね。
たらの種類
まずはたらの種類から。
良く知られている、主なたらの種類は「真だら・スケトウダラ・マコイ」の3つです。
真だら
みんながたらと呼んでいるのは、これです。真だらのことね。
スーパーで切り身になって売っています。
実は、冒頭の「真だら・生タラ・塩たら」はすべて真だらの切り身です。
真だら・生たらは、純粋に切り身。
真だらは、1度冷凍されたものも、生のものも真だらとして売っていますが、生たらは「冷凍してないよ!!生だよ!!」ということをアピールしているんですって。
塩たらは、真だらを三枚におろして塩漬けしたもの。
塩漬けすることで、生よりも保存期間が長くなっています。なので、塩抜きしてから調理します。そうしないと、悲しい思いをするかもしれません。
甘塩たらというのもあって、こちらは塩抜きしなくても食べられます。塩分濃度が3%未満だと甘塩たらと呼んだりするそうですが、明確な基準があるわけではないようです。
スケトウダラ
明太子といえばこの方!!スケトウダラ!!
身はすり身にしてかまぼこやさつま揚げに姿を変えて食卓に並びます。
傷みが早いので、加工されていることがほとんどです。冷凍の切り身で売ってることもありますが、生はあまりスーパーで見かけることは少ないような気がします。
コマイ
北海道の珍味コマイ。小型のたらです。こちらは、酒の肴として、干物になります。
ちなみに、わたしは見たことがありません。
以上が主なたらの種類です。
…ん?銀だらは?? (‘_’?)
と思ったそこのあなた!!
そう、銀だらは「たら」じゃないんですYO。
銀だらとは
スズキ系スズキ目カジカ亜目ギンダラ科ギンダラ属(!)
まさかの深海魚です。
見た目がタラに似ている&切り身にしたら、ほぼ、たら!
背中が銀色に光っているから、銀(色の)たら。
というわけで、一般的にたらと呼ばれている魚とは、全然違う魚です。見た目が似ていると理由で、たらと名付けられました。
スーパーでよく、たらと並んで売っていますよね。(紛らわしい)。
でも、真だらと銀だらでは、身の特徴が違うので、向いてる料理も違います。
おすすめの調理法
- 真だら⇒炒め物・揚げ物・鍋物
- 銀だら⇒焼き物・煮物
全然ちがう魚ですので、身の特徴も違います。
向いている料理もそれぞれ違いますYO。
真だら
脂が少なく、あっさりとしていて淡白な味。
カロリーも低く、100gで72㎉。高たんぱく低脂質で、ダイエットに向いている食材です。
そのため、油との相性が良く、炒め物・揚げ物に向いています。バターソテー、唐揚げとか。
煮ると、さっぱりとして良いダシが出るので、鍋物にも向いています。冬にタラチゲとかよく聞きますよね。
銀だら
脂がのっていて、味がしっかりしています。
こちらは100gで210㎉です。
火を入れても、脂が多いので身が固くなりません。焼き魚にしたり、煮魚に向いています。西京焼きとかが良く知られていますね。
油っぽくなってしまうので、ソテーなんかには向かない魚です。
まとめ
スーパーに売っている真だら・生タラ・塩たら・銀だらの違いでした。
- 真だら・生たら・塩たら
すべて真だらの切り身。一般的にたらと呼ばれるのはこっち。高たんぱく低脂質で、揚げ物やソテー、鍋物に向いている。 - 銀だら
スズキ目の深海魚。脂がのっていて味がしっかりしている。焼き物や煮物に向いている。
これからは用途に合わせて選んでみてくださいね。
参考:
市場魚介類図鑑
コメント