自家製でとっただしは風味がよく、うま味もしっかり出ているので、味付けに使う調味料を減らしてもおいしく感じることができます。
汁物・煮物・麺類のつゆ・だし割醤油にしてお浸しにかけたりと、使い方もいろいろ。
多少手間がかかりますが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
昆布だしのとり方
- 水 ・・・1ℓ
- 昆布 ・・・10g
乾いたふきんで昆布を軽くふいて、汚れを落とします。
昆布についている白い粉は、マンニットと呼ばれる糖です。
甘味成分もおいしいだしになるので、ふき取らずにそのまま使用します。
鍋に分量の水・昆布を入れ、30分~1時間くらい漬けておきます。
水に漬けた後、冷蔵庫で一晩おいておきます。
翌日、昆布をとり出して完成です。
弱火~弱中火で火にかけます。
鍋の底からふつふつと泡が出てきたら、火を止めて昆布をとり出します。
沸騰させると、昆布からねばり成分が出て風味が落ちてしまうので、ぐつぐつ煮るのはNGですYO。
かつおだしのとり方
- 水・・・1ℓ
- かつお節・・・20g
鍋に分量の水を入れ、沸騰させます。
沸騰したら火を止め、かつお節を入れて1~2分おきます。
このとき、かき混ぜたりせずに、かつお節が沈んでいくのに任せます。
ザルにキッチンペーパーをしき、かつお節をこします。
合わせだしのとり方
- 水・・・1リットル
- 昆布・・・10g
- かつお節・・・20g
まず、昆布だしをとります。
昆布を取りのぞいた後、再び沸騰させます。
沸騰したら火を止め、かつお節を入れて1~2分おきます。
ざるにキッチンペーパーをしき、かつお節をこして完成☆
だしをとった昆布とかつお節の使い道
だしをとった後の昆布とかつお節は、佃煮やふりかけにして、おいしくいただけます。
栄養素も残っているので、捨ててしまうのはもったいない!捨てずにとっておきましょう。
だしを取っただけの昆布は固いので、使うときはよく煮てくださいね
【だしを取った昆布で】昆布の佃煮
- だしをとった昆布・・・100g
- (A)水・・・600㏄
- (A)酢・・・小さじ1
- (B)濃口醤油・・・大さじ2
- (B)みりん・・・小さじ1
- (B)砂糖・・・小さじ1
- 白ごま・・・適量
- だしをとった昆布を、食べやすい大きさに切る。
※キッチンバサミで切ると簡単です。 - 鍋に、切った昆布+調味料(A)を入れ、昆布が柔らかくなるまで煮る。
- ②に調味料(B)を加え、煮汁がなくなるまで弱火で煮込む。
- 最後に白ごまをふり、まぜる。
※塩分相当量は、4.4gです
(だしがら昆布の塩分相当量はゼロとして計算)
だしの保存方法
毎回いちからだしをとるのは大変なので、多めに作って保存しておくと便利ですYO。
冷蔵保存(2~3日)
①粗熱をとる
②清潔な保存容器にいれて密閉
③冷蔵庫に入れる
※ピッチャーに入れておくと、使うときに便利です。
保存期間は2~3日ほどです。
それ以上長く保存する予定の場合は、冷凍保存しておきましょう。
水出しで昆布だしをとった場合は、昆布を取り除いてから保存します。ぬめりが出て、だしの風味が落ちてしまいます。
冷凍保存(1ヵ月)
①粗熱をとる
②清潔な保存容器にいれて密閉
③冷凍庫に入れる
※製氷皿に入れて凍らせると、小分けにできて便利です。
その場合は、凍ったらフリーザーパックに移して密閉保存します。
保存期間は1ヵ月ほどです。
冷凍しているので長く保存できますが、だしが冷凍庫内のにおいを吸収して、風味が落ちていきます。なるべく早めに使うようにしましょう。
だしを使っておいしく減塩できる
味噌汁1杯分(150㏄)の食塩相当量 | |
和風だし(顆粒) | 0.4g |
昆布だし | 0.3g |
かつおだし | 0.2g |
合わせだし | 0.2g |
自家製のだしは、薄味でもうまみでカバーしてくれるので、満足感のある食事になります。
塩分が気になる方は、「だし」を活用してみましょう☆
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