あまり聞きなれない食材ですが、ここ数年でスーパーでも見かけるようになりましたね。
下茹での必要が無く、サッと使えて便利!炒め物や、鍋に入れてもおいしいですYO。
ヨウサイ(空心菜)の栄養素と効果効能
ヨウサイ(空心菜)100gあたりの栄養価
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 |
17㎉ | 2.2g | 0.1g |
炭水化物 | カリウム | カルシウム |
3.1g | 380㎎ | 74㎎ |
マグネシウム | リン | 鉄 |
28㎎ | 44㎎ | 1.5㎎ |
亜鉛 | 銅 | β-カロテン当量 |
0.5㎎ | 0.20㎎ | 4300㎍ |
VD | VE | VK |
0.0㎍ | 2.2㎎ | 250㎍ |
VB1 | VB2 | ナイアシン |
0.10㎎ | 0.20㎎ | 1.0㎎ |
VB6 | VB12 | 葉酸 |
0.11㎎ | 0.0㎍ | 120㎍ |
VC | 水溶性食物繊維 | 不溶性食物繊維 |
19㎎ | 0.4g | 2.7g |
- βカロテン
- カルシウム・マグネシウム
- ビタミンB1・B2
- 鉄・葉酸
βカロテン
βカロテンはカロテノイドの1種で、オレンジ色の色素です。強い抗酸化作用があり、身体を老化させる活性酸素を取り除く働きがあります。
また、必要に応じてビタミンAに変身!し、目を健康に保つ働きや、皮膚・粘膜を保護してくれます。
100gあたり、βカロテン4300㎍です。
ほうれん草(4200㎍)とほぼ同等の数値!
カルシウム・マグネシウム
カルシウムは、骨や歯を形成している成分です。
マグネシウムは神経伝達や筋収縮など、さまざな体の機能に関わっている重要なミネラルです。
100gあたり
マグネシウムは28㎎、カルシムは74㎎です。
ビタミンB1・B2
ビタミンB1は主に糖質がエネルギーになるのを、ビタミンB2は主に脂質がエネルギーになるのを助けます。
食べたものをエネルギーに変える手助けをしてくれるビタミン達です!
100gあたり
B1は0.10㎎、B2は0.20㎎含まれています。
鉄・葉酸
鉄は言わずもがな、赤血球の構成成分です。
葉酸は、赤血球の産生や、DNA・RNAの産生を助けたりする働きがあります。
貧血ぎみの人は、摂りたい栄養素ですね。
ヨウサイ(空心菜)のおすすめ食べあわせ
アンチエイジング | オリーブオイル かぼちゃ ナッツなど |
骨を丈夫に | 鶏肉 納豆 パプリカなど |
疲労回復 | にんにく 玉ねぎ かつおなど |
貧血対策 | 卵 牛肉 ブロッコリー あさりなど |
アンチエイジング
抗酸化作用の強いβカロテンは脂溶性のため、油と一緒に食べると効率よく吸収することができます。
また、ビタミンC・Eが豊富に含まれているかぼちゃやナッツ類と食べると、ビタミンACEがそろって、さらに抗酸化作用を高めてくれます。
骨を丈夫に
カルシウムの多いヨウサイは、カルシウムを骨に沈着する働きのあるビタミンKが豊富な納豆などと食べ合わせると、骨を丈夫にする効果が期待できます。
また、ビタミンCはカルシウムの吸収を高める効果があるといわれています。
ビタミンCの豊富なパプリカやレモンもおすすめです。
疲労回復
エネルギー代謝を高めてくれるビタミンB1は、にんにくなどに含まれるアリシンと摂ると、効率よく吸収することができます。
また、ビタミンB1・B2に加えて、ビタミンB6、B12などのビタミンB群を一緒に摂ることで、エネルギー代謝をさらに高めてくれます。
B6が豊富なかつお、B12が豊富なしじみや卵などがおすすめです。
▷ヨウサイの疲労回復レシピ
貧血対策
鉄は、ビタミンCやタンパク質を含む食品と組み合わせると、吸収を促進すると言われています。タンパク質が豊富な卵や牛肉、ビタミンCが豊富なパプリカやブロッコリーなどがおすすめです。
葉酸は、ビタミンB12と協力して、ヘモグロビン生成に関わっています。ビタミンB12を豊富に含むあさりなどと食べると、貧血対策に期待できます。
ヨウサイ(空心菜)はどんな食材?
旬な時期 | 6月下旬~9月 |
主な産地 | 沖縄県など |
ヨウサイはヒルガオ科の緑黄色野菜です。
原産地は中国南部から東南アジアで、高温多湿を好みます。
実は、ヨウサイには呼び名がたくさんあります。
ヨウサイは標準和名で、日本では他にもアサガオナ、エンサイ、沖縄では特にウンチェーバーやウンチェーと呼ばれています(ややこしい笑)
原産国の中国では空心菜(コンシンツァイ)です。
スーパーでは空心菜(クウシンサイ)の名前で店頭に並んでいるのを見かけますね。
おいしいヨウサイ(空心菜)の選び方
- 全体的にハリがある
- 緑色が濃く、鮮やか
- 葉が小さめ
- 切り口がみずみずしい
全体的にハリがあって、鮮やかな色をしているものが、新鮮なヨウサイです。
切り口や葉が変色しているものは、鮮度が落ちてきています。
また、葉が大きく、育ちすぎているものは茎が固くなっていることが多いので、小ぶりのものを選びましょう。
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